院長の加藤庸子です。
気圧の変化の激しい時期によくご相談されるのが、
「雨が降る前に身体がふわふわしてしまう。
せんせー、何か対処法を教えてください!」
です。
天候によって体調が左右される。
結構よくきく話です。
「雨の降る前に古傷が痛む」
なんていうのもかなり昔から言われていることですね。
それが様々な再現実験を通して
「気象病」 「天気痛」
といった名称を獲得したのはごく最近のこと。
この「気象病」は気圧の変化や気温差などが原因となって
引き起こされる様々な症状の総称と言われています。
梅雨時や季節の変わり目、台風の頃に特に起こりやすいものです。
(この人たち、台風大嫌いです)
気象病の主な症状
・ めまい
・ 浮遊感
・ 頭痛
・ 身体が重だるい
・ 関節の痛み
・ 気分がふさぐ
・ 喘息発作やアトピー性皮膚炎の悪化
・ 循環器系疾患(心筋梗塞 脳梗塞など)
など多岐にわたります。
気象病の原因
気象病は、気圧・気温・湿度などの大きな変化によって
自律神経が乱れることが原因で起こると考えられています。
その中でも気圧の変化による影響がとても大きく
気圧が低下する際に症状が出ることが多いです。
この気圧の変化を感じるセンサーは耳の「内耳」にあり※
中でも前庭器官というところがその役割を担っています。
ただし、全員が気圧に敏感に反応するわけではありません。
人によってかなり感じ方が異なります。
私見ですが、気象病の症状が出やすい方は
「車酔いする」「船酔いする」という傾向もあります。
内耳は平衡感覚を司る場所でもあるので
気象病になりやすい人が車酔いや船酔いしやすいことも納得ですね。
マウスの実験によりはっきりとしました。(2019年1月)
内耳の場所を下のイラストで確認してみましょう。
※出典めまいナビ
三半規管と前庭は平衡感覚に関係しています。
そのうえ前庭は気圧も感じとっているのです。
気圧の低下により体がふわふわするタイプの方は
軽い”天然の船酔い状態”と思っていただくとよいかもしれませんね。
内耳の血流が落ちると内耳センサー機能に悪影響が出ます。
それが引き金となり自律神経が乱れて
「ふわふわ」や「イライラ」(交感神経が高ぶって機嫌が悪くなる) などの症状が表れます。
大人だけでなくもちろんお子さんにも。。。![]()
気圧の変化でふらふらしてしまう方への対処法
こんな方たちにオススメなのが耳周りの刺激!
お子様の場合であれば一番簡単なのは
みーみーまーわーしーーー(ドラえもん風)
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耳介を回します。
① 親指と人差し指で耳介の真ん中をはさんで持ち、前後に3回くらいゆっくりくるくるくる
② 指で耳介を持ったまま外側にぐーっと気持ちのよいところまでひっぱる
(一日3回くらいでいいですよ)
※近日中に動画公開予定
以前ご紹介した ホットタオルで温める も良いですね。

天気予報で雨が降りそうだなと思ったら
先取りで耳を温めたり、耳介をまわしたりしておきましょう。
耳介を回すことで副交感神経がアップするので
血圧も安定する傾向がありますよ。
それでは今日はこの辺で。
本日もお読み頂きありがとうございました。
それではまた![]()


